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女の結婚観は父親とどう関わってきたかによって決まる!?

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思わず納得してしまったのが、推定年齢50歳のミケランジャロのダビデ像のような顔をしたイケメンギリシャ人が放った「女の結婚観は父親とどう関わってきたかによる。」という言葉。

ダビデは、日本に22歳の時に遊びに来て、一瞬で眠らぬ街のとりこになり、居座り続けて15年。外国人をターゲットにした人材派遣会社の社員になり、楽しくやっていたが、27歳の時に日本人女性と初めての結婚をするが、5年間で離婚。

2回目の結婚は40歳の時、同じく日本人女性。愛は冷め切っているが離婚するのも面倒くさい、という、いわゆるだめ男ではあるが、ヨーロッパ人が日本に住んでるからこそ見えた日本人女子の意外な結婚観に思わず納得。

 

 結婚自体を目的にする日本人女子

女は目的のために結婚をすべきである、と語るダビデ。この人と家族になりたい、この人と一緒にいたい、といったラブ的な発想ばかりでなくても、お金がほしい、楽な暮らしをしたい、子供がほしい、もうそれはなんでもよいのだ。

ざっくりすぎるほどざっくりとまとめると、欧州人の女性はまず自分の自立を目的としているので、パートナーとして歩める人との結婚を望む。東南アジアの女性であれば家族を増やしたい、という目的で、中華系は条件とお金が目的で結婚したい、とか。彼女らは目的を果たすべく結婚という選択をする。

 

ただ、そのなかで日本人だけが「結婚自体に目的を持っている。」とにかく「結婚が、したい。」のである。もうそれは異常な程の執着で。結婚自体に目的を持つから自らを痛めつけて必要以上にプレッシャーを自分にかけてしまうのだ。

 

結婚自体を目的として結婚した場合、自分の価値がどの程度かがわかっていない女が全てだ。そういった女は他人と比べることでしか幸せになれない。そして他人と比べる結婚そのものが、本来幸せであるはずがない。

 

結婚を目的 = x 

自分自身を確立できない。

自分の価値、相手の価値をわからない。

他人と比べることでしか幸せを感じられなくなる。

思い通りにいかなくなった場合に破滅する。

 

目的のために結婚 =O 

何が重要か優先順位がつく。

相手に譲れるところ、譲れないところのラインが引ける。

他人に左右されない。

 

父と娘の関係性が重要

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ではなぜ父親が出てくるか、というと、「父親と娘の関係性は永遠の恋愛ゲームだから。」

同じ屋根の下で暮らす一番身近な異性として、一生娘に片思いする父親で娘は男の扱いを覚えていく。

では、親が離婚していたなどで父親が物理的に不在だった場合は論外なのか。結婚観に関してだけいうと、親の離婚は女に結婚にあこがれを持たせ、自分の家庭を築きたい、という目的のために結婚を望む人が増えるため、目的のための結婚論が成立する。

 

 父親の不在が問題

では何が問題か。話もしない、父親が娘に無関心、または関わることを放棄した父親と娘の関係性、が、結婚自体に目的を持ってしまう 女を作るんだ!とミケは熱弁する。

女として、異性から興味をもたれない、ということがどれだけ孤独でさみしいことか。成長するにあたりブスだとか、くさいとか理由で男に興味をもたれないことはあたり前にでてくるけど、父親である男にだけは、娘は本来無条件に愛され続けるべきなのだ。

 

彼が言いたいことは元をたどれば、弾丸世代の名残を受け、仕事に忠誠を尽くし続けるような現代家族のことを言っているのだ。

父親が仕事ばかりで家庭を顧みないことに、「ふーんそれは世代だからしょうがないよね。」と誰も気にもとめないようなことを、ギリシャ出身の情熱大陸は「おかしい!」となってしまったのだ。

 

まとめ

家族は結婚して、子供ができたら完成じゃない。そこから長い間ぶつかりあって、関係性を築き上げていくものだ。

娘が小さな子供から女になっていく過程を、父親が最高のヒーローからただのおじさんになっていく過程を、お互いに受け入れ、尊重していけたなら、「この人とただ一緒にいたい。」という純粋な気持ちだけで、結婚する相手に出会うことができるのだろうか。