COCOA'S BLOG

常夏シンガポールより発信中

コロナから私が学んだこと

旦那の2度の感染からもうつらず、コロナ禍を乗り越えてきた私。

 

コロナになんかかからない、強く正しき女を通してきた私が、とうとうここにきて、感染した。

 

なんの脈略もなく。

 

たぶん感染もとは、友達が泊っていたシンガポールのホテルで、海外からの観光客で賑わうホテルに家族で入りびたっていたのが原因だと思うけど。

 

週末の夜に旦那と晩酌をしているとき、ふとめまいがし、座っていられなくなり「もう寝る。」とだけ言い残し、寝室へ向かった。

 

私が家にいて、娘を寝かしつけしなかったことなどない。

 

旦那は「え?酔ったの?」と不思議そうに私を見送り、1人で遊んでた娘も不思議そうな顔をしていた。

 

夜中に何度か寒気がして、ぶるぶる震え、そういや体調不良っていつぶりだろう、なんて考えた。妊娠中からただの1度も寝込んだことはなかったはずだ。

 

翌日は日曜日。いくつかの予定をキャンセルし、私は本格的に病人となった。

 

旦那が1人でずっと娘と一緒にいるのは、娘が産まれてからはじめてのことで、心配だったけど、何もできやしない。

 

寝ながら、2人の様子を時々見守る。

 

ぎこちない感じで2人ででかけ、大量のお菓子を買ってきて食べ始めたり。家の中でシャボン玉で遊び、水鉄砲で遊び、家の中がぐちゃぐちゃになってく様子を見守りながら。

 

2人だけでの夕食は、娘の食べれない激辛四川料理を旦那がデリバリーし、娘にキレられてたり。

 

旦那が用意したお風呂はあきらかに水風呂で、娘は「COLD!」と驚きながらも喜んでずっと風呂で遊んでたり。

娘のボディソープを使わずに、私のシャンプーを使い娘の体を洗ったり。

 

元気なときならしゃしゃり出て、あーだこーだと言っちゃいそうなこと。ああ、風邪ひいたらどうするんだ、とか、お菓子ばっか食べてとか。

 

口出しできなくなってはじめて気づいたことがある。

 

娘は、ずっと私にしかなつかない子供だと思い込んでいたけど、

娘を、私にしかなつかないようにしていたのは、たぶん私だ。

 

私がいないと家族がまわらない!私がしっかりしなきゃ!と、いう想いこそが、ただの思い込みだったということを。

 

たとえば仕事で、「この私抜きで、この仕事はまわりません」とか言うバカは嫌いだったはずなのに。

気づけば自分は、ずっと「この私抜きで、家族は成立しません。」と思ってきていたな。

 

私にしかなつかない、と思っていた娘は、旦那と2人きりで楽しそうに遊んでる。私に頼ることしかできないと思っていた旦那は、率先して娘を連れまわしている。

 

ソファで眠ってしまった私に、湿ったバスマットをかけてくれてた優しい娘。温かい飲み物を、と砂糖をたっぷり入れたほうじ茶をだしてくれた優しい旦那。

 

娘は、優しい父親からちゃんと優しさ学んでるのに、私が常にいないとだめだなんて、なんで思ってたんだろうな。

 

 

 

 

 

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