COCOA'S BLOG

娘に綴るあれやこれ。常夏シンガポールも10年目。国際結婚ワーママの日常

It's just the first day of the year

娘の新学期がはじまった。

 

私は仕事だったので、新学期初日の送迎は旦那が担当。

朝から張り切って、緊張している娘に向かって、「友達たくさん作るぞー」なんてうざい追い打ちをかけていた。

 

「どんな様子か教えてね」という私には、「君は心配性だな。学校は楽しいところだ。大丈夫に決まってるよ」なんて言っていたくせに。

 

仕事中に、旦那から電話がかかってきた。

「娘のクラスの雰囲気がよくない」と言う。

 

同じクラスの子どもたちは、娘が登校してきても駆け寄ってこない。
先生に話しかけても、忙しそうにされる。

 

「行かないで」と腕を引っ張る娘をテーブルに座らせて、「絵を描いてなさい」と言って帰ってきたらしい。

 

不安そうな娘の顔が浮かんで、私まで悲しい気持ちに引きずられそうになる。

旦那は、「見てられなかった」「かわいそうだった」「心配だ。どうしよう」と散々うろたえたあと、

「I think we should ask principal to change her class」

と言った。

 

え? 今なんつった?

 

英語で会話している途中に、あまりにも予想外のことを言われたので、私は自分のリスニング力を疑った。

 

プリンシパルって、校長のことでしょ?

 

校長先生に、娘のクラスを変えてもらうよう頼むって言ってんの?

 

まじで?

 

新学期初日、登校してたった10分で?

 

さっきまでの憂鬱な気持ちは嘘のように晴れ、とても愉快な気持ちになった。

 

 

何度も保育園を変わり、そのたびに泣きじゃくる娘を置いて帰ったこと。


仲のいいお友達が転校してしまって、ひとりぼっちでいる娘を見たこと。


給食をひたすら食べなかったり、外遊びを拒否したり、何度も頭を抱えたこと。

 

去年の今頃だってね、クラスで一人だけ泣きじゃくり、私の髪の毛を引っ張って離さなかったの。

 

頭一つ以上大きい同級生たちの中に、娘を置いてきて不安な私にあんたはなんて言った?

 

笑いながら、「君は心配性だな。」と言ったよね。

 

娘は、一歩距離を置いてみると、清く優しく美しく成長している。

こんなに成長していて、はい、花丸でしょう。

 

でも一歩ずつ距離を近づけていくと、こちらが歯がゆくなってしまうくらい繊細な心や、考えすぎてしまう性格が見えてくる。

 

娘の悲しい気持ちや、不安な気持ちは、彼女のもの。

彼女は彼女のペースで、やり方で、自分で咀嚼して、また強くなっていくんだからね。

 

今、私たちにしてあげられることは、両手を広げて待っていることじゃないのかしら。

 

驚くほどうろたえ、なんとか娘の不安を取り除いてあげようとする旦那に、私は冷静に言った。

 

「It's just the first day of the year.」まだ、はじまったばかりだよ。

 

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