その日は、「Today is Father's Day!」といって起きてきたパパ。
朝からFather's dayなんだから、ブレックファーストを食べにいこう!と、Father's dayなんだからあれをしよう、これをしよう、と、自分で率先してFather's dayをリードしていた。
Happy Father's dayなんて、向こうから言われて、Thank youとでも返すのが普通だろう。
なのにブランチを食べにいっても、自ら「Happy Father's day!」と店員に話しかけ、ことあるごとにFather's dayを祝われるべく自分、というスタンスでいるパパ。
ブランチを食べ、娘とプレイグランドで遊び、一度家に帰ってきて娘と旦那がお昼寝をしている間に、ケーキを購入。
ディナーは、Father's dayでパエリアを食べたい気分だ、といい近所のスペイン料理へ。
そこでもHappy Father's day!と言いレストランに入っていった旦那に、店の人が冷たく「父の日だからってスペシャルメニューはないよ」と言った。
スペイン料理店で、娘がイカ墨のパエリアを「こんなおいしいごはん食べたことない~」とバクバク食べただけで、その日が報われたけど。
家に帰ってきて、サプライズでFather's dayだよ、と言ってケーキをだすと、娘と旦那は喜んでキャンドルをさして祝った。
ハッピーバースデーを父の日の歌に替え歌をしながら。嬉しそうに笑う2人。世界でたった1人の娘と、たった1人の父。
夜寝る前に、娘が「今日のパパの日楽しかったよね。」「パパって本当におもしろいよね。」「笑いたくなくてもパパといると笑っちゃうの。」と言って、なんだか思い出し笑いをしていた。
娘のなかで、見事にコメディアンとしての父の座が築かれていくパパだけど。
これがさ、子育てのボーナスポイントじゃないならなんなのさ。
楽しかったと娘が言うのであれば、来年は張り切ってみせましょうか。旦那のためではなく娘のために、父の日を盛大に盛り上げてみせましょう。
あなたも、ずいぶんと父になりました。