大好きなお友達の本帰国

シンガポール子育て

シンガポールでできたママ友第一号が、先日日本へ帰国した。

やっと子供たちが2歳になり、お互いちょっとは楽になったね、なんて言い合っていた矢先、彼女の本帰国が決まり、私は思いの他動揺し、寂しさに包まれた。

出会ったのは子供が1歳になる前、世の中はまだコロナ禍。

家族でさえ一緒に外に出れない中、赤子と散歩している時に何度かすれ違っていた日本人女性。

「こんにちは。何か月ですか?」と話しかけてくれたのも向こうから。

子供たちの年齢が近い、1人目の子供、というだけで親近感が沸くのが母親だ。

それから私は、同じ時間帯に散歩ですれ違う気さくな彼女とのお喋りが楽しみになった。

外出規制があったあの頃、立ち止まりぺちゃくちゃお喋りできるような雰囲気は1ミリもなく、ベビーカーを押した母親たちがすれ違いざまにちょっとだけおしゃべりしてるんでるよ、感をだしながら、私たちは会った。まるで密会だ。

その頃、私の悩みは娘が夜中に何度も起きることで、同じころ、お友達は息子が離乳食を全く食べないことを悩んでいた。

それから規制が緩まったあとも、彼女とはお友達で、お互いの家を行き来しながら遊んだり、おいしいものをおすそ分けしあったり。

決して旦那では消化されない、日々の子育ての、あんなこと、こんなことを、お互い吐き出すことで気持ちがすっと楽になり、気持ちに余裕の隙間ができることを、私は彼女から学んだ。

そして、この年になっても新しい出会いがあって、別れを惜しみ合う友人ができたのは、娘のおかげだ。

次に会う時、お互いの子供たちの成長に驚きながら、また話そう。

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