COCOA'S BLOG

常夏シンガポールより発信中

地元の同級生が虐待で逮捕されたってよ

以前、弟夫婦が息子のけがで虐待を疑われ、姉としてやるせない気持ちを書いた。

 

その時、厳しい医師と児童相談所の連携によって、虐待から救われている命もあればいいのに、そうでなければやるせない、と切実に思っていたところ、あった。

 

弟夫婦が虐待を疑われた話は↓

 

地元の北海道の田舎町で、私の小中学校の同級生が自分の子供への虐待で逮捕された。

 

容疑をかけられてから、5年の月日を経ての逮捕。

 

再婚同士の夫婦は、自分たちの子供4人と男の連れ子2人の合計8人暮らし。男と元妻との間にできた男の連れ子2人に夫婦そろって虐待を繰り返していた。

 

旦那の仕事のストレスだの、妻の前妻に対する嫉妬だの、近所は全て把握してただの、小さな田舎街での噂はさて置き。

 

はじめて夫婦が虐待容疑をかけられ、当時9歳だった女の子が児童相談所に保護されてから、児童相談所、医師、警察が何年もかけて調べあげ、虐待をうけていた女の子が自分の口から事実を伝えられるようになったことから、5年後に正式逮捕になったというもの。

 

虐待発覚から5年後の逮捕に対して、5年も粘った警察がえらいと言う人、5年も少女を取り調べをしてたら、洗脳されて大人の欲しい答えを言ってしまうではないかという人。

まあ逮捕まで遅すぎたと言う人と、時間をかけても逮捕に至ってすごいと言う人にわかれているようだけど。

 

女の子は凶器で殴られたような頭の傷が見つかり、弟も火傷やケガがあったという。

以前なら、早く逮捕しないで警察なにやってんだよ!そんな見てわかるけがあったんだったら絶対虐待だろうが!と思ってただろうけど、弟夫婦の一件があったあとなので、なんとも言えない。

 

ただ、同級生の虐待逮捕において、家庭内での出来事を「事件」として取り上げることは、いくつもの証拠をもとに、慎重に慎重をかさねているんだ、ということ。

氷山の一角の家庭内での虐待を明るみにするには、万が一の可能性を逃がさないことが大切なんだということが、弟夫婦の虐待容疑によってわかった。

 

かれこれ30年前、当時はやっていたとんねるずの「がじゃいも」というバカげた歌と踊りを、笑い転げて真似していた小学生だった私と、逮捕された同級生の男。

 

30年前は素直で優しくて、子供を虐待するようにはとても思えません。この30年の間に、どんなに辛く悲しく大変なことがあったのだろう、と一瞬同情しかけたところで我に返る。

 

30年も間があれば、誰だって色々ある。

 

どんなに悲しく辛く、どんなに絶望することがたとえその男にあったとしたって。

 

自分の子供に熱湯かけたり、凶器で頭殴ったりするなんて、言葉にならない。

 

もう2度と社会に復帰するなよ、としか思わない。

 

今回の事件に関してのニュースは↓

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