常夏シンガポールより

2014年シンガポール渡星。シンガポール在住イタリア人と国際結婚。現在子育て中。

育児は続くよどこまでも

去年の終わりから、3日に1度のブログ更新を目標にして、間隔があいたときも、1週間以上あけたことのなかったブログ更新が、ここ1か月ほど更新をしなかった。

 

5月の中旬に、シンガポールのコロナ規制が強化されフェーズ2になった時点で、一度娘を保育園に通わせるのをやめ、赤ちゃんとずっと一緒にいたことによる、疲労感のせいだ。

 

規制強化の中でも、保育園は通わせることが可能だったけど、娘はまだ1歳未満なので、感染者が増えていくことを考慮して、私が仕事をセーブして家でずっと娘と一緒にいることを選んだ。

 

1歳半からは、すでに別の保育園(Pre-School)に通うことが決まっているので、それまでの数ヶ月、かわいい娘とずっと一緒にいれるなんて夢みたい、と乙女のようなルンルン気分でさえいた数ヶ月前の自分。

 

赤ちゃんを育てるうえで、誰にも頼らないことを選んだ私は、おのれの無力さをここぞとばかりに味わった。

 

同時期、旦那が経営するフィットネスジムが閉鎖を強いられていたので、旦那はストレスの中、事務作業に追われていた。

私はこの時期は旦那に迷惑はかけるまい、と、良妻賢母を心に決め、家事と赤ちゃんの世話を100パーセント引き受け、傾きかけたビジネスのために、なるべく支出を控えようと、ヘルパーなどを雇うことを拒み、積極的に料理を作り節約を心掛けた。

 

まるで完璧な主婦像に自分を重ね、仕事さえしなくていいのならこれくらいできるさ、と意気揚々とのぞんだ子育てと家事。

 

子育てと家事しかしていない主婦って、気楽でいいわよねー、と子供ができる前、働いていた時は何度思ったことだろう。

 

気楽でいいわよね、と軽くバカにしていた「専業主婦」になってはじめて、1か月もたたずに、私は頭がパンクしそうになり、心が折れそうになり、疲れ切った顔で、優しくない人間になった。

 

誰でも乗り越えてきている道のはずなのに、「お母さん」とよばれる人たち全てと自分を比べ、なぜこんなことでイライラしてしまうのか、と自分を責めた。

 

後追いがはじまり、腰をあげただけで泣かれ、トイレさえも我慢してしまう日々が朝から晩まで24時間終わりなき旅を、子育てとよぶのか。

 

子供が産まれてからすぐに、実家で母と父が一緒に子を育ててくれ、子が5か月からはシンガポールで朝から夕方まで保育園に入れたので、1日中我が子と一緒に過ごすことの苦痛を、私は知らなかった。

 

だから、便秘気味で、抱っこでないとぐずりつづける赤ちゃんをずっと抱っこしているとき、夕方頃にイライラが頂点に達し、大声で「あーーもううるさい!!」と怒鳴ってしまった。

びくっとして、怯えた表情をしてさらに泣く赤ちゃんに対するとてつもない罪悪感も。

 

育児は休みもない、終わりも見えない大変な重労働なのだ。そして、その重労働を果たしたところで、昇進するわけでも、給料があがるわけでも、臨時ボーナスがもらえるわけでもない。

 

ああ、母になって1年弱で、やっとわかった。育児は続くのだ。いついつまでも。

 

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