COCOA'S BLOG

常夏シンガポールより発信中

イタリアで、孫のために建てた家

7月にイタリアに行ったとき、義母と義母のパートナーが、孫のために別荘を建ててたのが出来上がったらしい。

 

旦那は、1人っ子で、私が妊娠した時義母はすごくよろこんだらしい。ただ、コロナ禍で当分会えない。

 

何ができるか悶々としながら、いつ会えるかわからない孫のために、安く売りに出されていた田舎の建物を購入し、全て内装を自分たちで整えた。

 

今後、世界が荒れ果てた時にはこの家に住んでほしい、と。

 

業者をほぼ使わずに、ほぼ自分たちの手で作り上げた家。

 

レトロでかわいいー。

 

 

家の外にはたくさんのフルーツの木を植えていて、いずれ世界が荒れ果ててもこの地で自給自足で生きていけるように、って。いや、マジで言ってるのーって感じだったけど、どうやらマジだ。

 

みんなで収穫した甘い甘いチェリーをわけあったり、疲れたらここに座って休めるように、と義母パートナーが石を削って作った孫のための椅子に座らされたり。

座らせられたけど全然よろこんでない子供。

 

義母は、本当は私たちにイタリアに住んでほしいと思っている。その想いを封じ込めて、私たちがいない時は家の修繕に精を出す。

 

裏山には小道を作ったり、今度は木でブランコを作るらしい。

 

娘よ、あなたを想いながら家を作り上げた人たちがこの世にいることを、どうか覚えていて。