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イタリア人旦那と日本人の私、子育て価値観の違い~離乳食編

娘が5か月半になり、そろそろ離乳食はじめなきゃな、と思いながら、離乳食はじめたらお腹壊したりしやすいんでしょ、うんち臭くなったりするんでしょ、と面倒くさい気持ちが先走り、まだいいや、と先延ばしにし続けてきた。

 

イタリア人旦那と日本人の私、子育て価値観の違い~お風呂編は↓

 

だがとうとう、イタリアに住む義母に「離乳食がそろそろはじめなきゃね。離乳食レシピや食べたほうがいいもののリストをメールで送るわよ。」と言われたので、やっぱそろそろはじめなきゃな、と思い義母からのメールを待っていた。

 

義母は食に強いこだわりを持っているイタリアンマンマで、離乳食についても娘が産まれた瞬間から「食は大事だ」と言っていたので、私は離乳食はイタリア式で進めようと思っていたのだ。

 

まず、義母から勧められた赤ちゃんにはじめに与えるべき食べ物は

つぶしたバナナ

私の中では10倍粥のイメージしかなかったので、そんな味のあるものあげていいの?と思ったけど、日本語で調べてみても、バナナはビタミンが豊富なので離乳食初期にあげても全く問題ないらしい。

 

そしてバナナで食べることを覚えた次は、

つぶしたパスタと、オリーブオイルとパルメザンチーズ

イタリアがらみの冗談だとばかり思った私は、旦那に義母からのメールを読んでもらってるときに、「日本だったら、おかゆに刺身ってことかー。」と日本絡みの冗談で返したけど、どうやら冗談じゃないらしい。

 

パスタは消化に良く、エネルギーになり、オリーブオイルは赤ちゃんの便秘を助け、パルメザンチーズは骨を強くする、という論理的な理由があったのだ。

 

でも、赤ちゃんにパルメザンチーズなんて、オリーブオイルなんて、風味や香りの刺激が強すぎやしないだろうか。

 

一瞬、イタリア式の離乳食で進めるか、10倍粥からスタートの、ニンジン、トマト、ほうれん草、といった、日本式の味のない食品のオンパレード離乳食ですすめるか迷ってしまったけど。

 

義母は、メールの最後に、「あなたたちが味見をして、離乳食を食べてみてから、おいしいと感じるものを赤ちゃんに食べさせてあげること。あなたたちがおいしいと思わないものは、赤ちゃんだっておいしいと思わないの。離乳食をストレスと感じないで、赤ちゃんと一緒においしいと思えるメニューを探し出して、楽しんでいってね。追伸:だからといって、塩や砂糖の調味料はつかわないこと。(ウィンクの絵文字)」と締めくくっていた。

 

食べやすさ、栄養、アレルギーの心配、それ以外に赤ちゃんに「おいしいと思う物を与えよう」という当たり前であるはずの発想が全くなかった。だから離乳食をはじめるのが面倒くさかったのだ。

 

義母からのメールで、途端に離乳食をはじめるのが楽しみで仕方なくなった。

イタリア式も、日本式もどうでもいい。私たちがおいしいと思うものを、娘に食べてもらおう。

 

グルメ大国の日本とイタリアの血を持った娘は、何を嫌い、何を好むのだろう。

 

 

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