常夏シンガポールより

2014年シンガポール渡星。シンガポール在住イタリア人と国際結婚。現在子育て中。

なんで育児を大変と思ってしまうのかを考える2~母性とか

ほんの1年前まで、子供がほしくてたまらなかったくせに、今は「なんで育児を大変と思ってしまうのか。」なんてことを追及している私。

 

子が1か月のときのつぶやき↓

片思いの彼と付きあえるだけで幸せだと思っていたのに、付き合ったらいつ結婚するんだろうとヤキモキし、結婚した後は子供が欲しいと騒ぎ立て、妊娠したと思ったら出産が怖いと怯え、子供が産まれたら子育てが大変な理由を考えてるなんて。

 

何様だよ、と思うけど。

 

ただ、約15年もの間ずっとフルタイムで仕事をしてきた私は、仕事と子育てを天秤にかけ、どっちが大変か、なんてことを考えてしまう。そして、不思議に思ってしまう。なんで私は今、あんなに働いていた頃よりも育児の方が「大変」と思ってしまうのか、を。

 

先日、キャリアウーマンのいとこが妊娠したと聞き、「今のうちしか休めないからね。産んじゃったらずっと寝れない日が続くよー。」と先輩ママのお決まりアドバイスをしたところ、いとこは「大丈夫。私は泣かしておくから。」となんとも冷たいお言葉。

よく聞くと、いとこが冷血漢なわけではなく、今はやりのなんとか式の育児法。新生児のうちから赤ちゃんの生活リズムを整えるために、赤ちゃんが泣いても一定期間は泣かせておきましょう、という鬼の方式。

 

そう、そういや私もそういう育児書、海外式の育児書とか何冊も読んだわ。

 

いとこの冷血子育て持論を聞き、やっと私は気づいた。

 

 いつ泣くかわからない時限爆弾のような子と、常に一緒にいるような切羽詰まった思いが「大変」の理由だと思っていたけど。誰にも育児のがんばりを認めてもらえない、かまってちゃん意識が「大変」の理由だと思っていたけど。

 

今、パワハラ上司も馬が合わない同僚もいなくとも。無理難題のプロジェクトもサービス残業もしなくてよくても。世界一かわいいと思える自分の分身を育てることを、それでも「大変だ」と思ってしまう、その理由を。

 

きっと育児を「大変」と思ってしまう根本の理由は、「子が産まれたことで芽生えてしまった限りない母性」のせいだ。

 

子が寒いだろうか、それとも暑いのだろうか、と考える気遣いが。子が泣いたらすぐに抱き上げてあげてしまうその愛情が。子がいつも幸せに笑っていられるようにと願い続けることが、育児を大変と思ってしまう根本的な理由なのではないか。

 

だから、仕事と育児を比べること自体が、無意味な行為だったのだ。どんなに愛社精神がある女性だって、きっと母性にはかなわないから。

 

「赤ちゃんは泣かせておくよ。」発言をした、キャリアウーマンのクールないとこはたった4ヶ月前の私だ。

 

そんないとこには、先輩ママとしてぐずる子をあやしながら「赤ちゃんが産まれたらあなたにもわかるわ。子を1秒でも泣かせたくない、と思うのが母なのよ。」的なアドバイスをしてあげたい。

 

でも、そしたらたぶん嫌われる。

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