常夏シンガポールより

2014年シンガポール渡星。シンガポール在住イタリア人と国際結婚。現在子育て中。

赤ちゃんだって、人間だもの

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我が子が生後3週間の時、町の保健師が我が家に赤ちゃんの成長の様子を見に訪れた。

 

私は、2,400グラムと小柄で生まれた我が子の3週目の成長っぷりを見届けるべく、町の保健師の訪問を楽しみにしていた。

 

その日、町の保健師は、昭和のOLのような紺色の制服を着、おばあちゃんが夜なべをして作ったような柄と生地の手作りの袋を抱えて、颯爽と我が家に現れた。

 

おばあちゃんの袋からとり出した体重計と身長計で、赤ちゃんの体重と身長を図り、私に赤ちゃんが1度に飲んでいるミルクの量を確認し、「赤ちゃんの体重が出生時から増えすぎです。1度に飲む量を減らしてください。」ときっぱりと言った。

町の保健師が母子手帳に書き込んだ我が子の身長、体重のグラフは枠をはみ出しているわけではなく、ちゃんと「標準」の曲線の中に入っているのに。

 

私がそれを問いただすと、「1日の体重の増え具合が大きすぎます。通常新生児は1日30グラム増えるのが増えるのが普通ですが、お宅の赤ちゃんは1日あたり60グラム増えている計算です。ミルクの量を減らしてください。」と。

 

町の保健師いわく、私の市では退院した新生児に与えるミルクの量は、1回80mlを推奨しているので、それ以下にもそれ以上にもならないようにしてください、とのこと。

その時我が子が1回で飲むミルクの量は、毎回100mlから120ml。。飲みすぎだってよ。減らせってよ。

 

それでも町の保健師、育児のプロからの教えに私は多少考えた。教えに従いミルクの量を減らすべきか否か。

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小学生の頃、給食を全部食べなければいけなかった日々を思い出す。小柄な子から大柄な子、男から女から、みんなみんな。

食べれなかった子供は、給食後の授業中でも食べ続けなければいけなかったあの、屈辱の日々。

 

右へならえとみんなと同じことをすることが、当たり前だと思っていたあの頃。

 

大人だって、食べることが好きな人だっているけど、食に興味がない人だっているように、朝ごはんをたくさん食べた後の昼ご飯はあんまり食べる気がしないことだってある。

 

ちょっとくらいミルクを飲みすぎた日があったって、ミルクをあんまり飲まない日があったって、赤ちゃんだけど人間だもの。

 

その昔、「人間だもの」と相田みつをが言ったように、私は町の保健師の言うことは無視し、子育てに、人間だもの説を取り入れ、気楽な子育てを心掛ける。