COCOA'S BLOG

娘に綴るあれやこれ。常夏シンガポールも10年目。国際結婚ワーママの日常

名もなき雑用

娘のお友達の誕生日やら、水泳のレッスン、ほかの習い事や、なんやかんやで、それこそ分刻みのスケジュールで動かねばならない週末があった。

 

私は、有能マネージャーのごとく、時間を読みつつ行動し、他者との予定をすり合わせつつ、その間のランチやディナーのことを考え、手土産を用意したりしていた。

 

何件か携帯電話で自分の仕事までフォローアップしつつ、それこそ「ザ、できるワーママ」、と言った風貌でパリパリと動いていた時。

 

もうタクシーを呼ばないとお誕生日会に間に合わない、というタイミングで、柿をもう一個食べたいとかぐずってきた娘に、NO!もう行くよ、と言ったとき。

 

娘が「You are controlling my LIFE!」私の人生コントロールしやがって!と私に怒りをっぶつけてきた。

You are so inpatient, just WAIT! もうちょっと待てないの!だか、あーだこーだくそなまいきに英語でまくしたててきた。

 

ガキが。 いいからいくよ、と急かそうとすると、娘と一緒に柿を食べてた旦那が「娘のいうとおりだ!」と追い打ちをかけるように私を挑発。

 

自分の父親を味方につけて、さらに調子に乗った娘と、娘に好かれることだけを考えてるおやじの2人。

 

お誕生日会はさ、午後4時に来てね、ケーキを先にみんなで食べてから遊びましょう、という予定なの。

 

1回1万円も払ってる水泳のレッスン、5分遅れるとレッスンキャンセルされるって知ってる?

 

娘が欲しがってた限定スライムを買ってから、アートのクラスに行けるように、と。

 

有能マネージャーであるはずの私が、家族に無能扱いされバカにされる。

 

「僕はこういう柿が大好きなんだよ。」と、熟しすぎた柿をおいしそうに食べてた旦那。まるで偶然、熟した柿に当たったような言い方してたけど、それだって私が旦那の好みを知ってて買ったのだ。

 

家族の好みのフルーツの熟し具合までも把握しながら、値引き交渉までして買ったんだわ。

 

父と一緒に、母を笑ったことを思い出す。落ち着きがない、なんていいながら。

きれいに盛られた、季節のフルーツを、あたりまえのようにほおばりながら。

 

子供の笑顔をみたい、楽しませたい、という目的のために、数限りない名もなき雑用をこなす母を。

 

日々のなにげない心地よさは、すぐそこにあったおいしい食べ物は、わくわくする楽しいイベントは。そこにただあったんじゃない。先回りして、用意してくれた母がいるからなのに。

 

「じゃあ好きにしなさい」とか「勝手にしなさい」とか、「もうママなんもしないよ」とか、いいたくなるのさ。

でも、子供はそんなんでありがたみなんてわからない。

 

学校のバスに間に合わせるために。鶏肉を解凍して。この前おいしいと言っていたチョコパンを買いましょう。たらこをご飯に混ぜましょう。クリスマスのイベントに行きましょう、チケットを買う前にお友達をさそってみて。図書館に絵本を返して。学校の宿題は習い事の間にやっちゃって、習い事の後はスシローに行きましょう。

 

 

無数の名もなき雑用をこなしながら。

ミスチルの名もなき歌を歌う。