週末はお友達家族と、男子女子、各国が戦うラグビー観戦へ。
4歳女子にラグビー観戦なんてと思いながらも、行ってみるとキッズスペースなるエリアがあって、子供ははちゃめちゃに遊ぶ。
親はビールを飲み、ラグビーを観戦しながら。人種のるつぼのシンガポールで、みんなが思い思いのチームを応援する。
ラグビーのあいまに歌や踊りのパフォーマンスをはさみながら。仮装をしている若者なんかもいる。こりゃお祭り女の血が騒ぐわ。
娘も大音響にもビビらずに、急激にテンションあがってたから、私たちはやっぱり親子。
いつもはクールで、だるさをかもしだしていいたって、気が向いたらそれこそ全力でのりのりになる私たちはB型親子。
ラグビーは男女国対抗で各試合が15分ずつ。
サクサクと進んでいく中で、女子のジャパンチームが次の試合に向けて私たちのすぐ横で最終練習ウォームアップをはじめた。
コーチに向かってみんなタックルを決めていく。
私が娘に「あの人たち、ジャパニーズだよ。」というと娘は不思議がった。急に日本人のかたまりが現れて驚く娘。国別で戦いあうスポーツの意味を知らない娘。
不思議がり恥ずかしながらも「頑張れー」というと、練習中のジャパンチームの女性たちががみんな笑って手を振ってくれた。
それを見て、喜ぶ娘。
シンガポールという多様な人種が集まる国で育ち、自分のルーツがあやふやになる中で、娘はこの瞬間、同胞を知る。
そのあと、日本対中国女子のラグビー戦。子供が遊ぶエリアで、遊びながらラグビー観戦をしていた私たちだけど「もっと近くでみたい」と娘が言い、私は慌てて娘を連れて移動。
自由席の一番真ん前を陣取る。
ラグビーのルールなんて私だってわかんないけどさ、あっちの赤い服着たのが中国で、青と白のユニフォームが日本だよ。日本チームがボールを取ったらとりあえず応援。
がんばれーがんばれーと2人で応援し、点が入ったときは2人でハイタッチ。
ジャパンチームが勝利をおさめ、娘とハグで喜びをわかちあう。はじめての、スポーツ観戦記念日。
今年小学生になる娘は、スポーツをはじめるのだろうか。チームメイトと笑って泣いて、喜んだり悔しんだりするのだろうか。
私は、全身全霊をこめて応援するのだろう。すべての祈りを捧げて応援するのだろう。

