私は、よく自分の故郷を田舎だの、年寄りしかいない街だなどという。
でも、北海道の田舎なら、自然があって、食べ物がおいしくて、うらやましい、とか、いつかそんな所に移住したいなあ、なんて都会育ちのぼんぼんに言われたりすることがあるのだけど、冗談じゃない。
不便な街がまた不便になるのだ。
留萌本線の、深川ー留萌間が、廃線になるということ。
子供のころから何十回と乗ってきた鈍行列車。
今は普段使いしない私でさえ、汽車からの景色や、数ある思い出に、感傷にふけるのだ。
JRを交通手段として、使っていた人は、どれほど不便を感じるようになるんだろう。
2023年3月末で、廃線になる留萌本線に、最後に娘と一緒に乗れてよかった。
汽車の中は、もうすぐ廃線になると知ってる鉄道オタクたちでたいそう賑わっていて、「おまえらが普段からもっと乗ってたら、廃線まぬがれたんだぞ!」と謎に心の中で鉄オタたちに悪態をついてしまったけど。
(賑わっているといっても5人くらいの鉄オタ。。)
北の国からにでてきそうな、冬の北海道らしい景色。
ここは昭和かな?と勘違いしてしまうような、乗務員室まわり。
何度も購入したわかりにくい乗車券。
たった1両だけの列車に、がたんごとんと揺られてたどり着くのは。。。
地の果て留萌。
なんど駅で待っている親を心待ちにし、列車に揺られただろう。
誰も待っていない駅の待合室も。
結局1度も開いているところをみたことのない、立ち食いソバ屋も。
記念にスタンプを押しましょう、とスタンプを押した紙はすぐに失くしてしまったけど。
ばいばい。
冬の旭山動物園はやっぱりすごくいい! – COCOA’S BLOG
コメント