シンガポールの丸の内、タンジョンパガーにあるイタリアンレストラン。シンガポールで数あるイタリアンレストランに立ち向かって勝負を切った「マスト(MAST)」。
ここマストは、レストラン内に設置された工場で作る「手作りモッツアレラと、ブラータ」がウリです。
癖の強いカビカビチーズは苦手な私も、フレッシュチーズは大好き。
熟成よりも新鮮さを重視します。
今回は、元会社の同僚シンガポール人、逆立ちができないと嘆くベテランバンカーさんと、今までモッツアレラチーズを食べたことがない25歳のフレッシュバンカーと一緒に。(2020年2月の体験記です。)
お店の雰囲気
オフィスビルの一階に入っているだけあって、スーツを着たビジネスマンたちが、ワインとおつまみだけ楽しんだりしているところもみられました。
店の照明にうるさい男を旦那に持つ私は、すでに自分も照明に相当目を光らせるようになっているので、この店「少し明るすぎ」というのが最初の感想。
もうちょっと間接照明をとりいれなきゃ。。とインテリアデザイナーの気分になりながら、席に着く。
お料理について
逆立ちができないシンガポール女性は、明らかに女3人で食べれる許容を考えず、「自分が食べてみたいもの」をすべて頼み始める、という「金持ち頼み」をしだしたから驚いた。
私と、25歳の若者に慌ててとめられた彼女の顔には、「余ったら残せばいいだけじゃない。」と書いてあった。。
カルボナーラのパスタはアルデンテ。クリーミーなのに重くないソースがマッチしていておいしい。
自家製チーズを使っている、というピザの生地はパリパリで、おつまみのようにパクパク食べれてしまう。
自家製フレッシュモッツァレラチーズがのったマッシュルームのパンも、あっさりしてるのにこくがある~。
自家製チーズの出番です
自家製フレッシュチーズをうりにしているイタリアン、マストの、そのチーズの腕前はいかに。
フレッシュチーズにたどりつく前に、実は、逆立ちがメインのチーズを頼み忘れるというミスをおかしていて、チーズが一向に届かない、というハプニングがあった。
自家製チーズのためだけにこの店に来た私は、数々の炭水化物たちを極力セーブし、グラスワインをちびちびと飲み、チーズを楽しみにしていたのに。
しびれを切らした私が、オーダーの確認をすると、「チーズたのんでないよ。」と。。
しかも、逆立ちは、「もうお腹いっぱいだからチーズは頼まなくていいか。」といいだしたので、私と若者が、せっかくだからチーズも頼もう、と説得した。
そんなこんなを経て、やっとたどり着いたチーズへの道。
ブラータチーズとモッツァレラチーズのセット(SGD40くらい。。)。ブラータチーズ2個とモッツァレラチーズ1個でセットになってます。
ここで、ブラータチーズとモッツァレラチーズの違いを調べてみたところ、ブラータチーズは、「モッツァレラを薄く伸ばして袋状にし、そこに細かくちぎったモッツァレラと生クリームを混ぜたものを詰めたのがブラータ」らしい。
いわゆる、ブラータチーズはモッツァレラチーズの進化系。モッツァレラチーズよりもさらに手間暇かかっているんですね。
料理で例えると、ロールキャベツのような、ハンバーグのタネをキャベツで巻くひと手間がめんどくさいけどおいしい、進化系。
そして、肝心のブラータチーズのお味は。。
とろける。。まろやか。。クリーム。。くせがない。。冷たい。。
表現がありきたりだけれど、とてもおいしい!
ただ!モッツァレラチーズは硬くていまいち。。進化系のブラータチーズがとてもおいしいだけに、残念。
付け合わせの真っ赤なトマトはフレッシュで甘くてとてもおいしい。
まとめ
お料理も、雰囲気も、サービスも良し!のお店だけど、カジュアルレストランな雰囲気にしてはお値段がちょっと高めなのと、ウリにしているモッツァレラチーズがいまいちなのが残念。
手作りブラータチーズとワインだけを楽しむ方法がおすすめかな!