常夏シンガポールより

おもしろイタリア人と国際結婚、シンガポール在住6年目のCOCOAの気持ちをつづります。

子供の写真をSNSにのせるべきかの議論

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出産があと2か月に迫ったある日、旦那は電話で「大事なことを話し合おう。」と前置きをしたうえで、こう切り出した。

子供のプライバシーを守るために、僕たちは命を張らなきゃいけない。だからSNSに子供の名前や写真を公開するべきではないと思う。君はそこんとこどう考えてるんだ!」と。

 

私たちは、芸能人カップルですか?と言いたくなった。出産に関して準備すべきこと、考えることは山ほどある。そんなこと考える暇あったらコロナで傾いた会社経営持ち直すこと考えな、と言いたくなったが、柔軟な私は旦那が上げた論点について自分なりに追求していった。

 

まず、私はSNSをそこまで使わない。フェイスブックで個人のことをあげるのは、旅行に行ったときやイベントくらい。インスタグラムは仕事で使うのでアカウントは持っているけれどあの速さについていけなくて写真はアップしていない。Twitterもアカウントは持っているけど、2か月に1度投稿するかどうか。

旦那も同じようなものだ。仕事関連のニュースなどをシェアすることはあっても、プライベートな写真はほぼアップしない。

私たちの年代(35~40歳)は、SNSをかじりながらもどっぷりと浸からずに青春を過ごした、最初で最後の年代なのではないか。

 

このご時世、SNSは私たちの生活に入り込み過ぎている。私の許可をとらずに、友達が私と遊んだ写真をフェイスブックにのせても、私はなにも言わない。

友人たちが家に遊びに来てみんなで撮った写真を、フェイスブックに許可なしで私ものせる。それに「ちょっと、許可とってよ!」とか言ってくる友人がいたなら、ごめんごめん、となるよりも距離を置いてしまうようになるだろう。

 

2度だけ、SNSがらみで面倒くさいことがあった。

1度目は、友達の家で30人くらいでバーベキューをしてグループ写真を撮った時のこと、一人のイケメンイギリス人が、「この写真はSNSに載せるなよ。俺の彼女今ここに俺がいること知らないんだから!」とまくし立てた。知らねーよ、という雰囲気になったが、面倒くさい男だな、と思った。

2度目は、私が友人5人くらいでグループ写真を撮って、みんなをタグ付けしたのに、一人だけタグ付けするのを忘れてしまった時のこと。忘れられた子から「タグ付けされてないんだけど、嫌なことあるならはっきり言って。」とメッセージが来た。「ごめんごめん、忘れてた!」と返信したけど、それからなんとなくその子と疎遠になった。

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結局まとめると、SNSとの上手な距離の取り方を私たちが知っていれば、それでいいのではないかと思う。子供ができた途端に我を忘れて毎日毎日子供の写真をあげるようにならなければ。

過剰にならずに、特別なことがあった日や、旅行などは、子供の写真を載せていくと思う。顔にスタンプを付けなくても問題ないと思っている。

 

子供が大きくなる時、さらに進んでいるであろうテクノロジー時代の、溢れだす情報の中からも、自分の考えをしっかりと見つけてくれればよい。

そうして子供がSNSでの人間関係で迷ったり、悩んだりしたときは、交換日記の良さを、文通の良さを、手紙の良さを語ってうざがられよう。