COCOA'S BLOG

常夏シンガポールより発信中

じじばばと孫の、日本で最後の思い出作り~芦別スターライトホテル

私と娘がシンガポールに戻る前に、少しでも孫との思い出を作りたい私の両親。やっとシンガポールへの帰国日が決まったすぐ後、ばあちゃんが亡くなってバタバタしていたけれど、やっと昨日、じじばば孫の多分これが今回最後の思い出作りをしてきた。

 

今まで行った孫とじじばばの思い出作りシリーズは↓

GO TOトラベルをやる日本はありえない、だから感染者が増えるんだろ、だからシンガポールへまだ帰れないんだ、とぼやき続けてきたけれど、ちゃっかりGO TOトラベル キャンペーンを使って行った今回の旅行。

 

感染者が増えている北海道で、一応感染者があまりでていない地域を選び探して見つけたのがここ、芦別温泉スターライトホテル。2019年の12月にリニューアルしたばかりの温泉。

この芦別温泉スターライトホテルは、ミキハウス公認の「ウェルカムベビー」のお宿。その名の通り、赤ちゃんをウェルカムしてくれる、子連れには嬉しいお宿。

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ウェルカムベビーのお宿なだけあって、無料でベビーソープ、おむつ入れ、ベビーバスなどの貸し出しがあり、おむつまでが無料でもらえちゃう。

受付がとてもアットホームな感じ。

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3名1室、夕食しゃぶしゃぶ食べ放題、朝食付きで、合計12,000円。GO TOトラベルありがとう。恩着せがましく、「今までお世話になったじじばばに、私からの旅行のプレゼントだよ。」と両親に何度も言う。

お部屋はシンプルな10畳の和室。

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ここのホテルは、「おふろカフェ」というのがコンセプトらしい。居心地の良いオープンスペースにごろごろと寝ころびながら、本が読み放題だ。

棚一面に並ぶ本のセンスの良いこと。漫画コーナーももちろんある。

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今回ショックだった出来事は、20代前半の若いカップルで来ていたっぽい彼女の方をお風呂でみかけたとき。

彼女は温泉からあがると、家から持ってきた基礎化粧品一式を並べ、お肌のお手入れをしたあと、なんと念入りにお化粧を!

「楽だから」という理由で、ゴムがゆるゆるのパンツをはき、「面倒くさい」という理由で、化粧品も基礎化粧品も一切持ってこず、温泉に備え付けのボディミルクを全身につけてた私は、心から「若いっていいな」と思った。

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とてもおしゃれな空間。

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じじばばは、孫との残り僅かな時間を楽しみ、ばばに関しては、何度も何度も「ばばのこと忘れないでね。」と孫に言いながら、その日は孫と一緒の布団で寝ていたばば。

 

私が妊娠5か月の時から、私にうざがられながらも妊婦の娘を気遣い、孫の胎動を感じ喜び、孫が産まれたその日から4か月になる今まで一緒にいて、孫を寝かしつけたりしてきた7か月間。

 

このコロナ禍で、次に孫に会えるのは一体いつになるのだろう、という不安もあり、ばばはとても寂しそうだ。

 

温泉もとてもよく、ご飯もおいしく、とても良い旅だった。帰るとき、ばばは「すごく楽しかったね。でもまた1つ楽しい思い出が増えて、孫と別れるときのつらさが増しちゃうな。」と、冗談ぽく言った。

 

予測もしなかったその言葉には、ばばの凝縮された寂したと、孫への愛情が溢れ出ていていて、なんて言っていいか言葉に詰まった私。

 

「もし離婚したら娘連れて帰ってきてあげるから。」と別に笑えもしない返しをし、1人で笑った。

 

「今まで本当にありがとう。」といいながら、抱きしめたりすればよかったな、と今になって思うけど。