娘が、泳げるようになった。
娘の水泳に関する記事は↓
二週間の一時帰国から、シンガポールに戻ってきた翌日。
私は仕事で、娘はヘルパーと一緒に大好きなお友達の家へ。
お友達のコンドのプールで、水のなかにきらきらひかるものをいれて、それをキャッチするゲームをやってたんだって。
はじめは怖がってた娘も、きらきら光るものを追いかけてるうちに、自分が水に浮いてることに気づいた。
泳げているのにも気づかなかったらしい。
もうほぼ大丈夫なのに、「恐怖心」だけを克服できずにいた娘。
週一度のマンツーマン指導の水泳レッスン。
わたしとも、ほぼ毎日練習した。
はやくみんなに追いつきたい、と。
毎週の水泳の授業。
学年でひとりだけ泳げない娘。
ガンガン水に飛び込む同級生たちの横で、1人でバタ足の練習をしていたって。
どれだけみじめな気持ちだったろう。
いつも水泳授業の日は、行きたくないなあ、雨ふれーと祈りながら学校に行っていた。
娘も私も、焦っていたっけ。
泳げるようになりたいけど怖さが勝ってしまう娘と、なんとか夏休み中に泳ぎを覚えさせたい私。
個人レッスンの水泳の先生から、練習の仕方を教わって、すっかりコーチ気取りになった私は、張り切って娘を特訓した。
怖い怖い、という娘に声を荒げたり、私だって疲れてるのに練習付き合ってるんだから、なんて態度にだしたりした。
娘の恐怖心という壁を破ってくれたのは、コーチでも、親でもない、お友達だった。
お友達と楽しく、我を忘れ、泳げるようになった娘。
でしゃばるなよ、おばさん、とコーチのふりをしてた自分に言ってやりたい。
娘は、魚になった。
ほんとうに、ほんとうに楽しそうに泳ぎ続ける。
泳げるようになってからは、一日一日上達する。
もうあなたは、泳げない頃の自分には戻れない。
娘の世界は、また広がった。
泣くなよ、おばさん。
そしてこの日を、心に刻め。
娘が殻を破った瞬間を。
壁を、自分の力で越えた瞬間を。
