家の値上がりが半端なく、家賃40%値上がりして、それから交渉はない、ドヤ!とかなり強気だった大家に、交渉の末26%の値上がりで落ち着いた。
家賃40%値上がり交渉なしと言われたのを、泣き落としで26%まで下げて契約した私を誰か褒めて🥺なぜか上司の立ち位置から、今回の交渉は君がやってごらんと旦那に丸投げされてからの数週間。
— Cocoa@シンガポール🇸🇬 (@CocoaSingapore) August 15, 2022
前回も書いた通り、今のご時世に新しく住む家を探すのは至難の業で、仮に見つかったとしても、大家よりの都合のよい条件で賃貸契約書を結ばされるだろう。
今シンガポールで、新規で家を探すのは「ああ、そう、こちらの条件飲めないならいいよ、他あたりなよ。」という大家側の強気な態度に対し「もうなんでも良いのでどうぞ私に住む家を与えてください。」と懇願しなければいけない雰囲気が流れているのだ。
価格は調べてないけど、引っ越しブームにのっとって、引っ越し業者も値上がりをしているらしいし。
それならば、今住んでいるところの値下げをしなきゃな!
まずうちの大家は日本人を信頼しており、過去も常に日本人に家を貸し出していた。
白人種=うるさい、家でパーティーする、急に国からいなくなる、みたいなマイナスイメージをもたれたうちの旦那も、妻が日本人というだけで一気に信用度があがり、今の家を借りれていたのだ。
それを利用し、大家のエージェントを通し「We are good tenant。このアパートが大好きだし、私は日本人なので、この家を静かにきれいに暮らしている」などと、日本人であることをアピールして、家賃をさげてほしいと聞いてみたところ、そっけなく「これが今のマーケットだ。」と、ここ数ヶ月でうちのアパートがどのくらいの家賃で契約が決まったかのレポートを見せられた。
8階何号室、家賃xxxxx、4階何号室、家賃xxxxxと記載されたレポートを手に持ち、その家が、どの方角を向いているかを調査しに行った。
そして、この8階の何号室ですが、家賃が高いのは当たり前です、なぜならこの家からはマリーナベイサンズの花火が見れるから、この4階何号室は川沿いに面しているのでクーラーを使わなくても風が家にはいるはず、なのでこの金額は妥当だ。
それに対し私たちが今住んでいる部屋は、直射日光がすごくて道路に面しているので、家賃をさげてください、などと理にかなったような偏屈を述べ、再度家賃交渉したところ、35%まで下げると連絡が。
よし!あと一押し。
再度、「私たちはとても借家人で、問題を起こしたことなんて一度もない。2歳になる娘が育つ環境もこの地域はとてもいいのに、引っ越ししなければいけないとなると、娘の未来が。。」などと子供を使い、情にアピールしたところ、さらに30%まで下げると連絡が。
よし、これなら今の市場を見て、妥当だろう、と思い旦那に報告。
褒められると思いきや、「君は、こんな犬小屋に家賃30%上乗せさせられて、それでいいのかい?」とマフィアボス。
「もう少し下げれるだろ。」とボスに言われるも、もう私は何も思いつかないし、さらに交渉を続けて、「もういい、でてけでてけ!」となったら困る。
頭をかかえていると、ボスが「2年契約じゃなくて、1年契約にして、もうちょっと家賃を下げてもらえないか聞いてみろ。」とのこと。
ボスいわく、これは賭けだけど、1年後の市場がどうなっているかわからないので、1年後にこのシンガポール家賃問題が落ち着いていれば、私たちは家を探しやすくなっているだろう。
もしもさらに家賃の値上がりが進んでいれば、大家は1年後にもっと高く今の家を貸し出せるし、私たちはその時には国をでることも視野にいれよう、って。
まあ、1年の猶予をください、ということ。
そして、2年契約を1年契約にして、1年後には、その時の市場に合った家賃をまたお互い検討しましょう、と打診した結果、26%まで落ちた。
これ以上の値下げには一切応じません、という文句も添えられていたけど。
文句はない。
数年前、コロナ禍で急に外国人が減った時に、今の家にはだいぶ格安で賃貸契約していたのだ。
その分の調整だと思おう。
これは本当に大家の性格にもよるので、全く一概には言えない。
友人は逆に、通常2年の契約年数を、3年契約にするから、と言って家賃を少しさげてくれたと言っていた。
今のシンガポールでの家賃値上がりに困っている人は、契約年数を変えて家賃交渉をしてみるのも、ひとつの手かもしれない。