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シンガポール 家の更新と家賃の値上がり・パート2

家の値上がりが半端なく、家賃40%値上がりして、それから交渉はない、ドヤ!とかなり強気だった大家に、交渉の末26%の値上がりで落ち着いた。

 

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前回も書いた通り、今のご時世に新しく住む家を探すのは至難の業で、仮に見つかったとしても、大家よりの都合のよい条件で賃貸契約書を結ばされるだろう。

 

今シンガポールで、新規で家を探すのは「ああ、そう、こちらの条件飲めないならいいよ、他あたりなよ。」という大家側の強気な態度に対し「もうなんでも良いのでどうぞ私に住む家を与えてください。」と懇願しなければいけない雰囲気が流れているのだ。

 

価格は調べてないけど、引っ越しブームにのっとって、引っ越し業者も値上がりをしているらしいし。

 

それならば、今住んでいるところの値下げをしなきゃな!

 

まずうちの大家は日本人を信頼しており、過去も常に日本人に家を貸し出していた。

白人種=うるさい、家でパーティーする、急に国からいなくなる、みたいなマイナスイメージをもたれたうちの旦那も、妻が日本人というだけで一気に信用度があがり、今の家を借りれていたのだ。

 

それを利用し、大家のエージェントを通し「We are good tenant。このアパートが大好きだし、私は日本人なので、この家を静かにきれいに暮らしている」などと、日本人であることをアピールして、家賃をさげてほしいと聞いてみたところ、そっけなく「これが今のマーケットだ。」と、ここ数ヶ月でうちのアパートがどのくらいの家賃で契約が決まったかのレポートを見せられた。

 

8階何号室、家賃xxxxx、4階何号室、家賃xxxxxと記載されたレポートを手に持ち、その家が、どの方角を向いているかを調査しに行った。

 

そして、この8階の何号室ですが、家賃が高いのは当たり前です、なぜならこの家からはマリーナベイサンズの花火が見れるから、この4階何号室は川沿いに面しているのでクーラーを使わなくても風が家にはいるはず、なのでこの金額は妥当だ。

 

それに対し私たちが今住んでいる部屋は、直射日光がすごくて道路に面しているので、家賃をさげてください、などと理にかなったような偏屈を述べ、再度家賃交渉したところ、35%まで下げると連絡が。

 

よし!あと一押し。

 

再度、「私たちはとても借家人で、問題を起こしたことなんて一度もない。2歳になる娘が育つ環境もこの地域はとてもいいのに、引っ越ししなければいけないとなると、娘の未来が。。」などと子供を使い、情にアピールしたところ、さらに30%まで下げると連絡が。

 

よし、これなら今の市場を見て、妥当だろう、と思い旦那に報告。

 

褒められると思いきや、「君は、こんな犬小屋に家賃30%上乗せさせられて、それでいいのかい?」とマフィアボス。

 

「もう少し下げれるだろ。」とボスに言われるも、もう私は何も思いつかないし、さらに交渉を続けて、「もういい、でてけでてけ!」となったら困る。

 

頭をかかえていると、ボスが「2年契約じゃなくて、1年契約にして、もうちょっと家賃を下げてもらえないか聞いてみろ。」とのこと。

 

ボスいわく、これは賭けだけど、1年後の市場がどうなっているかわからないので、1年後にこのシンガポール家賃問題が落ち着いていれば、私たちは家を探しやすくなっているだろう。

 

もしもさらに家賃の値上がりが進んでいれば、大家は1年後にもっと高く今の家を貸し出せるし、私たちはその時には国をでることも視野にいれよう、って。

 

まあ、1年の猶予をください、ということ。

 

そして、2年契約を1年契約にして、1年後には、その時の市場に合った家賃をまたお互い検討しましょう、と打診した結果、26%まで落ちた。

 

これ以上の値下げには一切応じません、という文句も添えられていたけど。

 

文句はない。

 

数年前、コロナ禍で急に外国人が減った時に、今の家にはだいぶ格安で賃貸契約していたのだ。

 

その分の調整だと思おう。

 

これは本当に大家の性格にもよるので、全く一概には言えない。

 

友人は逆に、通常2年の契約年数を、3年契約にするから、と言って家賃を少しさげてくれたと言っていた。

 

今のシンガポールでの家賃値上がりに困っている人は、契約年数を変えて家賃交渉をしてみるのも、ひとつの手かもしれない。

 

 

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