シンガポールで妊娠。妊婦検診は格安のローカルクリニック「KM Heng Women’s Clinic」で。

シンガポール子育て

今からおすすめする産科クリニックは、

  • シンガポール在住で妊娠したけど、会社からの補助がでない。
  • シンガポール在住で妊娠したけど、保険に入ってない。
  • シンガポール在住で妊娠したけど、英語がある程度喋れ、理解ができる。
  • シンガポール在住で妊娠したけど、上記の理由から、できるだけ安く済ませたい。

という女性へむけたものです。

私が「KM Heng Women’s Clinic」に出会った理由

去年初めて妊娠した時、私はわけがわからずに友人たちにおすすめされるまま、「Thomson Women’s Clinic」に行った。チョンバルにあるそのクリニックは小さいながらに綺麗で、キャリアウーマンがスーツで訪れてたりして、恰好よかった。検診+エコーでSGD160(13,000円)ほど払っていた。それがシンガポールで高いのか安いのかの判断がつかないまま、私は出血し初期流産をした。

出血した日、この病院に電話したら「ドクターがいないからみれない。」と言われ、途方にくれた私は、その日に見てくれるクリニックを探し出すためかたっぱしから電話をした。

その日は金曜日。なんとなくこのまま週末に入れないぞ、という危機感を持って。

でも金曜の今から、初診で今から見てください、と言っても月曜日にまた連絡してといわれるクリニックがほとんどだった。

一発で電話に出てくれた「KMHeng Women’s Clinic」の受付の女性は、驚く程不愛想で迷惑そうな声で、「今からきてもいいよ。」と言った。私はすぐさまタクシーに乗って「KMHeng Women’s Clinic」に向かった。

受付の女性とは打って変わって、天使の微笑みを持ったドクターがそこにはいた。結果は「初期流産」で、悲しい絶望的な気持ちを持ったけど、私はこの産院のドクターの優しさと腕の良さに惹かれた。流産の手術ものこのクリニックで行い、私は次に妊娠してもかならずここのクリニックに通おう、と決めたのだった。

「KM Heng Women’s Clinic」の場所と外観

場所は、シンガポールの江東区「ゲイラン」地区にある。シンガポールの歓楽街、と呼ばれる地区ではあるが、歌舞伎町のようにきらびやかな夜の街という感じではない、ダークな地区だ。

クリニックの隣には「ドリアンを売る屋台」があって、いつもドリアンの不快な悪臭を嗅ぎながらクリニックに入る、という罰ゲームもついている。

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「KM Heng Women’s Clinic」の魅力

怪しい地域にあるクリニック。第一コンタクトである受付の女性が感じ悪いクリニック。清潔感もそこまでないクリニック(広めのトイレに白衣とか干してある)。

そんな「KM Heng Women’s Clinic」の魅力は、何と言っても

  • 検診料の安さ
  • ドクターの人柄と腕の良さ

だ。

検診料

エコー(4D とか最新のものではない、白黒のアナログタイプのエコー+カウンセリング(時間をせかされたりしない、聞きたいことはなんでも聞いてというスタンス)で、SGD78(約6,800円)ほど

シンガポールで有名エリア、有名産婦人科、日本語しゃべれるドクターの検診料は、SGD200(約18,000円)くらいが相場ということなので、「KM Heng Women’s Clinic」はその半額以下だ。

ドクターの人柄と腕の良さ

物腰が柔らかくて優しいドクター。日本語は喋れないけれど、日本が大好きらしく、私も安心できる。

そしてわからないことがあればゆっくりと話してくれる。旦那がお喋りが大好きで、ペラペラとどうでもいいことを聞いたりしても嫌な顔一つせずに紙に書いて説明してくれたりする。

あとドクターの腕の良さ。どうしても構えているクリニックの地域や大きさでドクターの腕の良さを図ってしまうことがあるけれど、このドクターはかなり腕がいい方だと思う。

流産の手術のときも、腰に止血する図太い注射を打った時も、内診の時も、私はただの一度も痛みや違和感を感じたことがない、まさに神業だ。

ちなみに私が腰に図太い注射を打たれるとき、一緒に来ていた旦那が「注射さすとき、刺すっていってください!目をそらすんで!」と震えた声で叫んでた。

その時ドクターは、「痛い思いをするのは君じゃなくてワイフなんだよ。今もお産の時もね。」と実に優しい口調で旦那をなだめたのだ。

私はあなたに一生ついていく。そう心に誓った日。

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結局、色々検討したうえで私は日本で出産することになったので、お産の際の詳しい情報はわからない。ただ、「KM Heng Women’s Clinic」では残念ながら出産はできないのでどこで出産するかはドクターと相談し、推薦状を書いてもらうことになるらしい。

シンガポールで妊娠をし、でも数あるブログではセレブ産院での出産情報しかのってないので、まとめてみました。

Cocoaプロフィール
cocoasan

2014年、旅行でたまたま訪れたシンガポールに魅了され、32歳で現地採用の銀行員としてシンガポールに移住しました。現在は、フィットネスジムを経営する夫を手伝いながら、シンガポールで子育てをしています。

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