娘のはじめてのお泊り会

シンガポール子育て

昨日ヘルパーと一緒に、お友達の家に遊びに行った娘。

夜8時くらいに電話がきて、「今日泊ってもいい?」と言われた。

娘のお友達は、今週ヘルパーと子供だけが家にいるので(両親は出張中)、是非泊ってとヘルパーがいう。ヘルパー同士もお友達ので、おしゃべりしながら一緒にいたいのだろう。

そして、うちのヘルパーも一緒にとのことなので、心配はない。私は夜を一人で過ごせるんですよ。願ってもいない幸せが、急に訪れたんのですよ。

なのに、なぜか私は動揺して、「ママがさみしいから帰ってきてー」なんて、ださいことを言って、3歳児とヘルパーたちをしらけさせた。

夜中に起きて帰りたいといったらどうしよう。私を探してさみしくなったらどうしよう。

この子にはまだ無理よ、と決めつけて、娘がわくわくする気持ちをぶちこわした。

ママがさみしいから、と娘に罪悪感さえ抱かせる、ずるい言葉を使って。

泊りたかったと、泣きながら帰ってきた娘をなだめながら、私は娘の友達のヘルパーに連絡をした。

明日うちのヘルパーと娘が、泊まりにいってもいいか、と。

日本人同士で、明日うちの子を泊まらせてくれ、なんて、いつでも泊まりにきてといわれていたとしても、頼めないけど。

娘の友達のヘルパーは、オフコース!といって喜んでくれた。

そして今朝、私は娘のパジャマを用意し、歯ブラシを用意し、お気に入りのブランケットを、お友達と一緒に食べるお菓子を、ぬいぐるみを用意した。

甲斐甲斐しく娘のお気に入りを用意するわたしに、ヘルパーは、私が用意するからいいのに、と苦笑いだったけど。

そして今朝、保育園に行って、帰りにそのまま友達の家に行った娘とヘルパー。

私は、仕事に行って、マッサージに行って、友人とご飯を食べて、家に帰ってきてシャワーを浴びて、紅茶をのみながら、ネットフリックスをみようとしたところで、ヘルパーから娘の写真が送られてきて、泣いた。

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娘が産まれてから4年間、待ちわびていたはずの、ゆっくりと1人で家で過ごす夜なのに。

毎日一番大変なこの時間、お風呂に入れて、歯を磨いて、寝たくない子供を寝かしつける、この時間が、たまらなく恋しい。

自分の時間がほしいとなげきながらも、子供と一緒に寝落ちしてしまえる夜の幸せを、あらためて想った。

子供が成長するということの、うれしさと切なさを一緒に胸いっぱい感じながら、今日はひとりで、大の字になって眠る。

Cocoaプロフィール
cocoasan

2014年、旅行でたまたま訪れたシンガポールに魅了され、32歳で現地採用の銀行員としてシンガポールに移住しました。現在は、フィットネスジムを経営する夫を手伝いながら、シンガポールで子育てをしています。

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