COCOA'S BLOG

娘に綴るあれやこれ。常夏シンガポールも10年目。国際結婚ワーママの日常

それでいいのだ、自由すぎるスポーツデー

娘の通うインターナショナルスクールで、「スポーツデー」と称する、いわゆる運動会的なイベントがあった。

 

個人での勝ち負けではなく、子どもたちは赤・青・黄色・緑のチームに分かれて、色ごとに競うスタイル。

ちょっと紅白歌合戦みたいな感じ。

 

当日は、それぞれのチームカラーのTシャツを着て登校。
学校指定でもいいし、自前でもいいし、ドレスでもいいし、アクセサリーもOK。

自由度が高すぎて、正直ちょっと混乱しながら当日を迎えた。

 

親も見に行けるので、私も張り切って参加したのだけど。

その適当さに、思わず笑ってしまった。

 

一列に並んで移動するわけでもなく、みんなが座っている横で側転を披露する子がいれば、その場に寝転がる子もいる。

 

緑チーム集合のときに、なぜか赤チームの子が紛れ込んでいたり。

かけっこでは、一周目はちゃんと走っていた娘が、二周目で「I am done」と言って、走るのをやめた。

 

そんな数々の珍場面を、先生は一言。

「That’s ok」で、流す。

 

疲れた子は座るし、集中力が切れたら抜けてもいい。

「え、そんな感じなんだ」と思っていた矢先。

 

観客席に、ポップな音楽が爆音で流れ始めた。

何事かと思ったら、西洋の親たちを中心に、ノリノリで踊り出す。

音響スタッフに向かって、「シャンパンどこで買えるの?」なんて笑いながら話している親たち。

 

ああ、そういうことか。

ここでは、協調性も、連帯感も、絶対に必要なものじゃない。

楽しんでもいいし、楽しめなくてもいい。

 

インドア派の娘はというと、途中から競技には参加せず、日陰と炎天下の間で、ひたすら手で影絵を作っていた。

それでいいのか。

いいらしい。

 

私はシャンパンの代わりにアイスラテを飲みながら、音楽に合わせて控えめにリズムをとりつつ、だるそうに影絵を作る娘に向かって、「がんばってー」とエールを送り続けた。

 

とてつもなく自由で、とてつもなく愉快な、炎天下のスポーツデー。