常夏シンガポールより

2014年シンガポール渡星。シンガポール在住イタリア人と国際結婚。現在子育て中。

駐妻に対するいままでの先入観

ビザを自分の手で手に入れ、シンガポールでガチンコで働いてきた私のような女は、旦那様のシンガポール赴任に同行して、シンガポールに住んでいるような女性を、毛嫌いする傾向にある。

 

赤ちゃんを連れて、カフェやレストランでお友達同士でお話している駐在妻たちを、いいご身分ですこと、と言いながら鼻で笑い、ノートパソコンを広げキーボードをカタカタと音をならしながら打っていたのが私。

 

それがやがて、自分にも子供が産まれ、関わることなどないと思っていた駐妻とも、子供を持つ母親、というくくりで関わりを持ち、公園で立ち話をしたり、何人かとは家に呼び合うほどの仲になったりしてる。

 

先日、プレグラで子供を遊ばせている時に、仲良くなった駐妻ママのおうちによばれ、娘と一緒に遊びに行ってきたときのこと。

 

妊娠中の話、子供の話、海外生活の話、今後の話、話題は尽きない楽しい時を過ごした。

 

日本の実家から荷物が送られてきたばかりだと、子供に日本のお菓子を、ジュースを惜しみなく分けてくれる優しい方。

 

駐妻という肩書を持つ女性をひとくくりにして、楽な人生を歩んでる怠慢な女性たち、とレッテルを張ってた自分の醜さと浅はかさに気づいていく。

 

彼女たちにとっては、望んでもいない海外生活なのかもしれない。日本でのキャリアをあきらめているのかもしれない。

家族を守るために、期限もわからないまま、言葉の通じない国にほおりこまれるその不安を。

 

コロナ禍で、旅行にも行けないし、気軽に人とも集まれないし、思い描いていた駐妻生活とも違うけど、子供が元気で家族みんなでいられるだけで幸せだって思わないと、と前向きな発言をしながら、少し寂しそうに笑った彼女。

 

日本の家族に、友達に、食事に常に想いを焦がれながら、見ず知らずの国で、家族を守ることに奮闘する女性たちは、とても孤独で、そしてとても強い。

 

だから駐在員の日本人男性陣は、飲みにばっかり行ってないで早く家に帰れよ。

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