ホテルにチェックインして、さあ後は快適な14日間のステイホームを、というわけではない。
今度はシンガポール政府からの、所在確認がはじまる。。。
アプリのダウンロード
シンガポールの空港に着いたその瞬間、入国直後か入国直前に、所在地確認のアプリケーションをダウンロードしなければいけないのかと思っていた私。
気づけばすでにホテルにチェックインしてしまったので、「あれ?そういえばアプリダウンロードしなくていいんだっけ?シンガポールの空港から逃亡したことになってない?」と軽くパニックになった。
これは、だいたい入国して2~3日後にアプリをダウンロードするように、ショートメールが送られてくるのが普通らしい。私の場合は入国して2日目にショートメールがきた。
とてもわかりやすいアプリなので、IT系に疎い人でも、英語が苦手な人でも簡単に使いこなせると思う。
ただ、このアプリをダウンロードする際に、Androidの人はGoogleアカウントのパスワードを、Iphoneの人はAppleパスワードを入力するので、覚えてない人はいないだろうか、念のため確認しておいたほうがいい。私はAppleパスワードをど忘れしてしまい、焦りに焦った。
このアプリでこちらから行うことは、決められた時間内に1日3回体温を測って送ること。妊活中、毎朝基礎体温をつけることを「めんどくさい」という理由でたった2日目で断念した私が、1日3度も体温を測り記録する、なんて。
1度だけ、もう送ったと思い込んでいたけど実はまだ送っていなくて、10分ほど遅れて体温を提出したところ、その20分後くらいに電話がかかってきて「体温なんで送らなかったの。具合が悪かったのか?」と確認された。
あと、このアプリは所在を確認する目的もあるので、常にアプリは起動しているように設定していなければいけない。
もし間違って起動されないようにしちゃった場合は、アプリの知らせで「起動してください。」とすぐ通知がくる。
政府機関からの電話
私の場合は、入国2日後にアプリをダウンロードするように、というショートメールがきて、その1時間後くらいにはじめて電話がきた。
「アプリダウンロードした?使い方わかる?」と優しく聞かれ、名前、1人で渡航したのかを聞かれたくらい。
そのあとは1日に2~3回の頻度で電話がかかってくる。
1度、赤ちゃんをお風呂に入れていた時に電話がきてどうしても間に合わなくて、慌てて折り返した時があったけど、注意されることもなく「折り返してくれてありがとう。」的な対応だった。
人にもよるかもしれないが、今まで電話で話した人はみんなフレンドリーで、威圧的な人はいない。
聞かれることはだいたい
- ビザの種類
- 部屋には1人か、誰かとシェアしているか
- ビザ番号
- 名前
- どこのホテルに滞在しているか
- 部屋番号
このくらいだろうか。電話がかかってくる人は毎回違う。
1度日本語が話せる担当にあたることがあるのだが、この人は日本人担当、というわけではなくて、日本語がちょっと話せる担当が、日本人に電話したときに嬉しくて日本語を話す、というスタンスなんだろう、と思う。
私は結婚して姓が外国名なので、一度電話がかかってきたときに「君は。。名前は日本語だけど、日本人?」と聞かれ、「そうだよ。」というと、「こんにちは~げんきですか~?」と日本語に切り替わったりした。
ちょっとしたコミュニケーションに飢えている私は、彼らからの電話を楽しみにさえしている。
まとめ
渡航前は、「アプリで所在を確認されている」「政府からいつ何時電話がかかってくるかわからない」という行為に対し、漠然とした恐怖心があった。「もしなにかあったら国をだされる!ビザをとられる!」みたいな。
ただ、これに関しては過度に心配することはないと思う。
わからないことがあれば、電話きたときに質問すれば、ちゃんと答えてくれるし、担当者たちはみんなとてもフレンドリーだ。
部屋から1歩もでない、という最低限のルールさえ守っていれば、怖がることはない、大丈夫。