7月の前半は、私と旦那と娘の誕生日。
とりを飾るのが、娘の誕生日ということもあり、もちろんメインは娘の誕生日になる。
仕事で忙しい旦那は、「3歳という大切で、神聖な年を、忘れられない誕生日にするのだ。予算は問わない。」と私に言い残し、仕事に戻った。
丸投げ、というやつだ。
変に口出しされるよりはいいので、それなりにがんばった。
今年は娘の保育園のお友達を中心に呼び、パーティプランナーの業者さんにGoodie Bagとボールプールとバルーン作りをお願いした。
食べ物は軽食をケータリングし、なるべく事前準備の疲労感とストレスを避けた。
そうして迎えた当日。
3歳になる娘は、すでに誕生日がなにかを知っている。好きなものはプリンセス。お友達が自分のために集まってくれること。ケーキのキャンドルを吹き消すこと。
保育園でいつも顔をあわせている子供たちが、休日に親と一緒に集まることの特別を、子供たち自身も感じてただろう。
初めは照れながら、そのあとに笑いながら仲良く遊ぶ姿を見て、なんども涙がでそうになった。
大人たちは、笑う子供の横でお酒を飲みながら、子供たちの話に花を咲かせる。
コロナ禍に産まれたあの赤ちゃんが、もう3歳になって、2足歩行で走り回り、自分の意思を持ち、おしゃべりできるどころか2か国語をあやつっているなんて。
1年前のこの日、わけもわからず開催した娘のお誕生日会は、完全に大人の飲み会になってしまい、娘は終始ぐずり、私は疲労とストレスしか残らなかったことを、笑いながら思い出す。
振り返ると楽しいことだけがあるわけじゃないけれど。それもこれも、振り返ると笑える思い出になってるから。
産まれてきてくれて、ありがとう。あなたの心が楽しい気持ちでいつも満たされることを願って。