最先端の教育をうけさせるのであれば、3歳の子供が通う小学校選びを、今からしなければいけないらしい。
子供のときに学校を選び選ばれるという環境に、私はいなかった。市内に3校ほどある公立の小学校から、学区内にある小学校に、あたりまえのように通った。高校は定員割れの道立高校に、形だけ受験して入学した。
子供のお受験、なんてのは時々ニュースで見ることしかなかったし、インターナショナルスクールなんてのは、芸能人が通う学校、という認識しかなかった。
この、多国籍で教育水準の高いシンガポールで、子供の通う学校を、小さい時から選択していけるなんて、幸せな環境にいることは間違いない。
人気校に関しては、小学生に入る前の4歳児から入園しなくてはならず、2024年8月からの応募は、すでに定員に達してしまっているという恐ろしさ。
娘は、私の腰の重さにより、ここですでに有名校への入学ができない。
子供を有名なインターナショナルに入学させると、その後の親のコネクションにもつながる、とか、有名大学までエスカレート式にあがれる、とか、その後の就職に有利だとか。
慶応幼稚舎から入園していると、その後大学までほぼエスカレート式にあがっていくような感覚だろう。
教育にお金をつぎこむだけ、子供の将来が明るく、未来あるものになるのもよくわかる。
自分が子供の時から海外生活を経験し、裕福で、学校をあたりまえのように選んできた有能な方たちは、自分の子供にもおなじことをしている気がする。
コネクションを頼りにリサーチをし、競争は今からはじまっているんだ、といわんばかりに。
実際にそうなんだろうけど、私はまだうごけずにいる。
娘のことをこんなにも想っているのに、娘にはどんな教育をしていきたいかがわからない。
ただ、信頼できる大人たちに出会ってほしいと思うだけ。ただ、いい友達を持ってほしいと願うだけ。
甘いかな?甘すぎるよね。