2022年、娘2歳のクリスマスイブは、朝起きがけの嘔吐からはじまった。
24日は家族でホテルのアフターヌーンティーを食べに行く予定だったけど、念のためキャンセル。
娘が外に行きたいというので連れていくも、すぐに家に帰りたいと言い、ああ、体調は良くないんだな、と再認識。
嘔吐はそれ以降なく、熱もでなかったけど、クリスマスイブとクリスマス当日は、何度も下痢をして、かわいそうだった。
色々な予定や、やろうと思っていたことを調整し、完全なおうちクリスマスを実行。
お菓子でおうちを作ったり、粘土で遊んだり、ウィンドウスティッカー作ったり!
日本とイタリアから届いた娘へのクリスマスプレゼントを、ラッピングしてクリスマスツリーの下に忍ばせたり、サンタさんにお手紙書いたり、そういう一連の、クリスマスにまつわる大仕事を、やっとこなした。
偏屈な父親のもとに育った旦那は、子供の時にクリスマスを祝ってもらったことがない。
そんな彼は、クリスマスが楽しみすぎて、でも段取りがわからなくて、「クリスマスってなに食べるの?」とか、「プレゼントっていつあげるの?」と、まるでクリスマス初心者の質問をしてきて、うざいけど切ない。
イタリアのきらびやかなクリスマス雰囲気の中、クリスマスに普通の食事をして、プレゼントもなしで過ごしてきた1人っこの旦那の孤独を、私が塗り替えてあげましょう。
両親が計画してくれた、クリスマスのあんなこと、こんなことを想い出す。
私がサンタさんにクッキーと牛乳を枕元に置いておいたら、朝になってサンタさん(父親)が食べたと喜んだこと。両親の努力の甲斐あって、私はなんと小6まで無邪気にサンタさんを信じていたのに、とうとう両親自ら「本当はサンタさんはいないんだよ!」と私に教えてきたこと。
クリスマス前は、毎年弟と一緒に、うきうきしながら過ごした毎日。
いつからか、私たちはクリスマスに両親を求めなくなったけど、彼らは毎年、どこにいてもクリスマスプレゼントを買ってくれようとする。
1年1年、娘の記憶に刻まれていく思い出。今年はちゃんと娘の未来に残る思い出を作れただろうか。
2022年のクリスマスが、終わった。次は新年を迎え入れる準備をしなきゃな。
イタリアの文化では、新年にブドウを12粒食べるんだって。年越しそばを食べながら、ブドウを食べるのを、我が家の風習にしようかな。