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常夏シンガポールより発信中

シンガポールに住み続けたい理由

今までも物価が高く、特に家賃が高いと思っていたシンガポールなのに、まさかそれからさらに全てにおいて高くなるとは。

 

自営業の我が家は、シンガポールでいい暮らしができるようにと頑張っていたけど、頑張って頑張ってやっと今の生活を維持できる程度。

 

それでも、なぜ私たちはこの国に住み続けたいのだろう、という疑問を抱きつつも、それでもこの国にしがみついている。

 

自営業を営んでいる側からすると、まずシンガポールは所得税の税率が安いことが最大のメリットだけど、それにしても、物価の高さを考えると、むしろ日本に住んでもイタリアに住んでももはや変わりはないと思う。

 

じゃあ私がなんでシンガポールに住み続けたいか。

 

治安の良さ

日本よりも10倍治安がいいと思う。

変な人がいても、そこら中に防犯カメラがあることは知っているし、国も小さいから、なにかあっても守られるだろうという安心感も含め。

東京にいるときは、帰宅時に頭のおかしいような人ともいつも遭遇していたし、飲んだら横暴になる酔っ払いなんかも怖かった。

 

 

日本に近い

いざというときに、時差1時間で日本と行き来できるという心の余裕と、物理的な日本との距離。

アメリカとカナダに住んだことがあるけれど、移動にまる一日かかり、時差も数十時間あると、母国と自分の家族が果てないものに感じる。

 

多文化

黄色人種、日本人として差別されない安心感は、欧米や欧州に住んだことのある人はわかると思う。

プラスで多様な人種がこの狭い国土に住んでいるので、誰も相手のことを気にしていない。

英語が喋れなくても誰もバカにしてこないのも住みやすい秘訣。違う人種と仲良く手をつないでいきましょう、といった見せかけの平等さをうたうでもないけど、違っていてあたりまえという文化が浸透しているので、居心地が良い。

 

子供がハーフというくらいでは誰もかまってくれないような。

 

政府の安全度 

銀行などの手続きがオンラインですぐ済むというのも含め、世界中で試されたコロナ禍の対応、外国人だから住みずらくなってきているというのも含め、常に制度がコロコロ変わっていてさえも、なおかつ全てが合理的だなと納得をしてしまう安定性。

 

日本食が手に入りやすい

日本で買う日本食と比べると若干の割高感はあるが、とりあえずなんでも手に入る。シンガポールで手に入らない日本食を教えてもらいたいくらいな品揃えで、私はシンガポールで初めて筋子からいくらを漬けた。。

 

 

時々、大好きな親を想って、安くておいしい食事、自然いっぱいの景色、時間通りに動く世界が恋しくなるのは事実。

 

でも、通勤地獄を思い出し、曜日ごとに指定されたゴミ出しを思い出し、横に倣えと集団主義の、あの窮屈な生活を思い出して慌てて我に返る。

 

そして、シンガポールに住み続けたい理由をゆっくりと嚙みしめ、なんとかこの国にしがみついている。

 

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