北海道の地元の田舎町で、市役所が、コロナウィルスのクラスターになった。
北海道のなかでも比較的感染者が少ない街だったのに。
数百人が働く地元の市役所。明らかに人口比例にして市役所で働く公務員多すぎでしょ、というのはさておいて。
5月20日、2階で働く市役所職員に陽性反応がでた。
翌日、同じ課で働く数名は自宅待機になったが、そのほかすべての市職員は通常どおり出社。
陽性者の隣に座っていた市職員さえも、課が違うという理由で通常出社というから驚きで。
1階にある市民窓口も通常どおりに営業。
数人のコロナウィルス感染が発表されてからの、市役所館内消毒作業は、清掃業者などを使わずに、市役所役員が全員出社で行ったというから驚きで。
業者に頼んでその中から感染者が出たら対応に困る、というのが、消毒作業を業者に頼まず、市役所職員で行った理由というから開いた口がふさがらなくて。
市役所職員から感染者がでてもいいのか、という疑問で。
コロナ感染者が出た建物内を、さあみんなで消毒しましょう、と上司に言われれば出社するんだ、というのも疑問で。
まあ、それから数日かけて、数名ずつ陽性者がぽつぽつと出始めてはじめて25日、市民窓口を閉鎖した。その時点で市役所からの感染者7名ね。クラスターね。
濃厚接触者と認定される者は、コロナウィルス感染者と、3日前までに20分以上密な場所にいた、と感染者本人が申請した場合に限るらしい。
だから嘘を言ってもOK。年ごろの娘とは最近話さえしてないのでね、、と言えば家族さえ濃厚接触者にならず、PCR検査さえうけれない、というから驚きで。
熱が出た、倦怠感、咳、その他もろもろの症状がでて、自ら保健所に頼み込んで、やっとPCR検査がうけれるらしいの。
市役所内では働いていないけど、毎日市役所に出入りする仕事をしている私の母は、コロナウィルス感染者が、陽性反応がでたその3日前に、密室の会議室で1時間以上会議をしていたんだって。
心配なのでPCR検査をしてほしい、と市役所に訴えたところ、感染した本人が私の母を濃厚接触者と申請していないため、PCR検査をさせてもらえなかったらしい。
そして私の母が、数日後にコロナウィルスのワクチンを受ける予定だったと市の担当役員が知ると、「ワクチンうける予定なら大丈夫でしょ。」と言われたと。
世界中で1年以上も問題になっているコロナウィルスの破壊力を、今まで一体なんだと思ってるのか。
市役所は、感染者がでた席にはテープで目印をつけみんなが近寄らないようにし、感染者がでた課には三角コーンを置いてあるので大丈夫です、と説明したらしいけど。
いや、殺人現場じゃないんだよ。半端ない感染力をもつウィルスなんだよ。
でもさ、こんな茶番劇は、きっとうちの地元だけじゃないんだろうな。