COCOA'S BLOG

常夏シンガポールより発信中

キャンドルビジネスをはじめる

 

あらすじ

前回、旦那が思い立ったらすぐ行動するタイプだ、というブログを書いた。彼はなんでもすぐ実行に移す。

www.kokoasan.com

それが成功するかしないか、いいか悪いか、全く考えないで。ただ自分の思いつきに素直に。

ある日、妊娠中の私がソファでくつろいでいると、急に彼は言った。「キャンドルビジネスがいけるらしい。」と。

 

私はとりあえず無視をした。つわり中でだるいんだわ。私がただ聞こえてなかったと思ったらしい彼は、わざわざ「ねえ。」と私を振り向かせた後で、再度言った。

「キャンドルビジネスをはじめよう。」と。

 

キャンドルビジネスをはじめようと思った経緯

なんでキャンドルなのさ?と私が聞いたら、彼は一言「ユーチューブで手作りキャンドルがこれから流行るって言ってた。」と。

 

聞くところによると、旦那が見たユーチューブ番組で、17歳だかの学生が地元のものだけを使ってキャンドル作りをはじめ、それが今では店を構えるほどになった、と。

趣味から学生事業家になったという、典型的なよくあるパターン。

 

ただ、私の旦那に「ああ、よくいるパターンのやつね。」はははは、笑いで終わり、なんてことは通用しない。

 

そして私に向かって言った。「君はよくキャンドル使ってるじゃないか。自分で作って売ってみろ!」

 

こうして、つわりでだるい毎日を過ごす私は、いきなりキャンドルビジネスの立ち上げをまかされた。

キャンドルビジネスをはじめる

思い立ったらすぐ行動する旦那、ただ今度は「あ、またなんかやってる~。」と傍観するわけにはいかない。

「よし、まずは材料の買い出しに行くから、キャンドル作りに必要な材料を書き出して。」と言われた。

 

仏壇用ろうそくと。。色を付けるようのクレヨンと。。と書き出しながら、私は少しでも時間を稼ぐために「ネットで注文しようよ。」と言ってみたが、「これからダイソーに行くぞ。」と即却下された。

あんなに愛用していたダイソーだが、はじめてシンガポールに進出したダイソーを憎んだ。

 

はじめてのキャンドル作り

ダイソーでとりあえず必要な道具をそろえ、キャンドル作りがはじまった。

ちょうどキャンドルを作り始める直前に、仲のいい友達カップルから「一緒に夜ご飯行こうよ。」と神のお誘いがあったので旦那に提案したが、キャンドルモード全開になっている彼は私をチラ見した後、「ろうそく溶かす温度調べて。」と命令してきたため、私はしょうがなく友達に断りのメールをした。

 

「実は詳しいことは後で言うけど、今からキャンドル作りはじまるから今日は無理。」と手短に説明をし断ったら、「なんか面白い話が聞けそうな予感(笑)」と返信が来た。

 

たった二人だけではじまったキャンドル作り。いつか使えるかな、と思ってとっておいたはちみつとジャムの空き瓶でトライ。

 

私はろうそくのロウを溶かし、アロマを用意し、ついでに紅茶やお菓子するアシスタントぶりで、旦那はソファに座り映画を観ながらキャンドルを作っていくスタイル。

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できたキャンドルに火をともすと。。。「わーー。きれい!」

「以外に簡単で嬉しいもんだね。」と単純にはしゃぐ私に、「よし、これをアレンジして次々に練習していって。」と旦那。

ウェブサイトや売り方は僕が受け持つから、と。

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キャンドルビジネスは続く

次にキャンドルよりも若干簡単な「アロマサシェ」を作ってみた。

ピンクで色を付けたものに関してはまだらな色になってしまったが、はじめてにしてはなかなかの出来栄え。

 

旦那にこれを見せると、「これをラッピングして友達に無料で配って。いくらだったら購入するか聞いて、値段を決めていこう。」と。

 

多少むかつきながらも私は、ラッピングの材料を買いに行った。

 

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キャンドルビジネスに対する旦那の考え

なんとなく押し付けられた感、つわりでだるいのに、またなにやってんの、あんた何?という感情を旦那に持ってしまっていたが、彼のキャンドルビジネスに対する考えはこうだ。

 

僕たちは初めて親になる。子供に、何かを作り上げて、それを売って、お金になって、そのお金で自分たちが生活していく、というシンプルな工程をみてほしい。100円儲けることがどんなに大変なことか、子供は目で見て育つべきだし、僕たちはそれを教えていくべきだ。

キャンドルビジネスがこれから成功するしないに関わらず、キャンドル作りを通して子供に友達ができたり、私に友達ができたり輪が広がっていって、子供の学校のイベントなんかにも参加できればいい。

 

そして、僕たちのキャンドル会社のブランド名は「娘の名前にしよう。」と。旦那が早速作ったキャンドルウェブサイト、タイトルの部分だけが空白になっていた。

「娘の名前が決まったら、ここに名前を入れよう」と。

 


私たちの新たなファミリービジネスは、今はじまったばかり。