常夏シンガポールより

2014年シンガポール渡星。シンガポール在住イタリア人と国際結婚。現在子育て中。

シンガポールにきてから初めての自分時間~至福のマッサージ

シンガポールに入国して、2週間の隔離生活を経て、家族で一緒に住みだしてから10日間。

娘がなかなか旦那に慣れなくてはじめは大変だったけど、だんだんと旦那の存在を受け入れ、旦那に笑顔を向け、抱っこをせがむまでになってからの昨日、私はやっと手に入れた。「自分だけで過ごすゴールデンタイム」を。

 

北海道の実家で子育てしていた4か月、両親が仕事から帰ってきたら後は「自分時間」だった。

別に感謝さえもせずに、それどころか、これが親孝行だ、と言わんばかりに、娘をおしつけ、ゆっくりとお風呂に入り、ケーキを食べ、旦那と長電話をし、車でドライブに行った日々を思い出す。

 

それがどんなに恵まれた時間だったのかも。

 

昨日の朝、ちょっと体調が悪いかもしれない、と思ったのと、何もしていない旦那にイライラしたこと、なによりも、自分ってなんて大変なんでしょう、という被害妄想がはじまりかけたこと。

シンガポールへの入国準備、隔離生活、新しいコンドミニアムでの新しい生活、張り詰めていた緊張感と責任感がきれかけている。

 

まだ昼間に預けるのはちょっと心配なので、旦那に「今日の夜娘を寝かしつけてからマッサージ予約して、空きがあったら行ってくる。」と、伝えるというよりも宣言すると、「きっと空いてないよ。」となんともネガティブなことを言い出した。

 

クリスマス前にどれだけみんながマッサージを欲するかを語られ、だからといってほかの提案をしてくれるわけでもなく、「マッサージはきっと空いてないだろうけど、もし空いてたら行っておいで。」だってさ。

 

むかつく気持ちを落ち着かせ、夜が来るのをただ待つ。最近は時に、クリスマス時期で娘に会いたいと、プレゼントをくれたいと友人たちがひっきりなしに招待してくれたり、うちに訪れたりしていたので、昨日も友人宅へ家族で訪れお互い近状報告をしあった。

 

いよいよ夜がきて、疲れた娘がお風呂も入れる前に寝ついたのを確認して、私はマッサージの予約を入れるべく電話をする。横では旦那が「無理無理」みたいな顔をしているのが本当むかつくけれど。

 

「1名で今から、足と肩のマッサージ1時間予約したいんですけど。」と言うと、「ああ、今日は予約でいっぱいなの。」と。

旦那の予想通りになってしまって苛立ちはするけど、まあしょうがないか、という諦めで「オッケーありがとう。」電話を切ろうをすると、「あ、ちょっと待ってて。」と言って電話越しで中国語で誰かが話し合っている。

 

そして、「今キャンセルがでたけど、今すぐこれる?」って。

 

マッサージ店は家から徒歩1分の距離。

 

「今すぐ行きます!」と言って電話を切った。

 

旦那をドヤ顔で軽く睨みながら、「じゃあ、行ってくるよ。」といい秒速のはやさで準備をして家を出る。

 

娘が起きたら、このミルクを飲ませて、部屋の温度を確認して、オムツを替えて、と指示をだしながら。

 

偶然この日、今この時間にマッサージのキャンセルがでたのは、神様からのプレゼントなのではないのだろうか、と思ってしまうくらいに私の心は弾んでた。

 

今までは「昨日飲みすぎて2日酔いだし、マッサージでも行く?」とまるで暇つぶしのように行っていたマッサージ店。

 

1時間のマッサージタイムで、心も体もリラックスできた。

 

マッサージに行く前は帰りはぶらぶら散歩してビールでも飲んで帰ろうかな、と思ってたのに、至福の時が終わると、急に娘が泣いてないか心配で、旦那がちゃんと面倒見れてるか心配で、そそくさと家に帰った。

 

家に帰ると、旦那はパソコンに向かい仕事をしている。「何事もなかった?大丈夫だった?」と聞くと、「うん。」とだけ言い、またパソコンに戻る。

少し拍子抜けしながら娘を見に行くと、私が出ていくときとおなじ態勢で、何事もなかったようにすやすやと寝ている。

 

シンガポールに来てから、娘には私がいなきゃだめだ、と、旦那は私がいないと何もできないと、勝手に1人で粋がってたんじゃないか、とはじめて思う。

 

私が数時間いなくたって日常はちゃんと回るんだ。娘が泣いたところで、旦那が困ったところで、別にどうってことないことも。

 

「肩肘張らずに、育児を楽しみましょう。」という、育児本にありきたりな言葉を自分に送った。

 

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