さくさくっと、よく次々に規制を強化していけますね、シンガポール。
政府は発表前に、新規感染者がコミュニティで何名でたらここまで規制を強化しよう。こういうケースになれば、こういう対策でいこう。という風に、最悪の場合も含めたシナリオを作り上げていたからこそ、こんなにもサクサクっとことが進んでいくのだろうな。
フィットネスジムの閉鎖発表で大打撃をうけた私たちも、気持ちを切り替えて5月30日までなんとかがんばろう、と前を向いた瞬間。
5月30日までの閉鎖から、6月13日までの閉鎖に延びた。
この2週間の閉鎖延長はもちろん大きい。
数日前の規制強化に加え、主に
- 外食の禁止=飲食店はテイクアウトのみOK
- 在宅勤務
- 集まりは5人から2人まで
の強化が5月16日~6月13日まで加わった。
規制強化当日の5月16日日曜日、娘と二人でベビーカーで散歩をしたら、思いのほか街は人でいっぱいだったけど、いつもは日曜日に人でにぎわうカフェやブレックファーストのレストランの賑わいが全くなくなっていて、改めて、規制強化の影響を噛みしめる。
コーヒーをテイクアウトで販売しているカフェが数件開いているだけの、通りを歩いていると、よく行くカフェのオーナーが、自ら店頭で呼び込みをしていたので、立ち止まりコーヒーを一杯買った。
バイトで雇っていた人を解雇したので、自分が店に出て切り盛りしている、とのこと。
ジム閉鎖で大変だね。いやいや、カフェだって大変だね。という立ち話を少しだけした。
今回の規制で影響を受けた自営業のオーナーも大変だけど、そこで働いていた従業員だって大変なのだ。
今回の規制で直接は影響をうけなかった人たちだって、明日は我が身、置かれた状況はみんな同じだ。
そこで、何度も自分に言い聞かせてきたことを、また想う。家族が健康で、元気でいるから。だからその他のことなんて全て小さなことなんだ、と。
なんだか急にまた前向きになった。
すれ違う人々に、これから1か月、みなさんがんまりましょうね、なんてことを心で思いながら、家路を急いだ。
つい最近の規制強化についての嘆きは↓