COCOA'S BLOG

常夏シンガポールより発信中

外国人のもてなし方

先日フランス人友人が、シンガポールに来たばかりの日本人同僚の家にお呼ばれし、えらく失望していた。

 

おなじやつ↓

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「日本人同僚の奥さんがずっと料理を作ったり、片付けをしたりして、不愉快だった」らしい。

 

日本人同僚の奥さんは、一生懸命もてなそうと、夜も寝ずにメニューを考え、料理をふるまったんだろう。

 

完全に裏目にでてて辛い。

 

私は、「これが文化の違いだ、料理はおいしかっただろう。奥さんはがんばったんだ。」などと、同じ人種として、精いっぱい見ず知らずの奥さんをかばってみたけど、フランス人友人は全く聞く耳を持たなかった。

 

フランス人は「4月から同じ会社の同じ部署で、一緒に働くことになった同僚の妻が、なぜ妻として僕たちの会話に参加せずに、家政婦のように動き回ってるのだ。」と不満がっていたので、

 

私は「旦那の同僚のために、おいしい料理をふるまおうとがんばった奥さんの気持ちもわかってやれ。」と言った。「それがジャパニーズカルチャー」なんだよ、と。

 

フランス人は全くひかずに、「That is wrong(それは間違っている)」と断定してきた。

 

フランス人が正しいと認めるわけではないが、感覚のズレはわかる。

 

前に旦那の友人のヨーロッパ人達を自宅に招いたとき、私が何の気なしに「みんながお話に夢中な間にちょっと洗い物しちゃおう、後が楽だし」と洗い物をした。

 

そうすると旦那の友人が、「君はなにをやっているんだ!」と驚き、旦那にも「あとで僕がやるから」と怒られ、私は強制的にみんなのところに連行された。

 

後で旦那に、「友人が来てるときに片付けするのは失礼だし、僕の妻として会話に参加するべきだ。」と強く言われたのを思い出す。

 

一生懸命手料理を作っても、変人扱いされるのであれば、やるだけ損だ。

 

メイドがいる家庭が一般的なシンガポールだけど、メイドがいない我が家で私がメイドさんの代わりになって料理をしたり、片づけをしながらお客さんをもてなす必要は全くないんだ。

 

前にアメリカ人の元同僚宅に訪れた時は、食べ物はチーズとサラミとクラッカーが用意されていて、ビールはリビング横に置かれたクーラーボックスから自由にとるスタイル。

 

その後みんなの割り勘でピザをオーダーし、ずっとソファに座ってワイン片手におしゃべりしていたホストの奥さんは、最後に「そういえばケーキを焼いたの!」と驚く程大きなタルトを出して場が盛り上がってたっけ。

 

だから外国人をもてなすときは、料理よりも、愛嬌と会話力で挑むべし。

まあ、実際それが一番難しいんだけどね。。。





 

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